「止まった時計」という本の紹介です

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著者は松本麗華さんです。
この名前だけではわからない人が多いでしょうが、
アーチャリーとすれば、多くの方が
わかると思います。
麻原彰晃の三女です。

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私が買ったのは、いつものようにブックオフで
投げ売りされてた文庫本ですが、
単行本は本人が表紙に出ています。
可愛らしい女性ですね。
テレビや動画サイトなどでも、たまに見かけます。

率直に言いまして、この本を読んだ感想として
真っ先に思う事は、父親である麻原彰晃を
本当に尊敬してて、今でも大切な存在であるとしています。
とにかく父親の事が大好きなんですよね。
私も娘が一人いますが、このように娘から
愛され慕われるという事は、父親として本当に
嬉しいものであります。

だからといって、オウム真理教が犯した数々の
重大犯罪については、考え方については保留する
感じとはいえ、被害者、ご遺族に対しては本当に
心から申し訳なく思っている感じです。
ただ、父親である麻原彰晃が全ての犯罪を指示し主導的な
立場であったかどうかについては、同じく保留しつつも
多くの部分んで世間で報道されている点についての
違いを明言しています。

私が思うに、ある段階まできてからは、麻原彰晃を
飛び越え、完全に教団が暴走した事は間違いないと
思います。麻原のお墨付きを得るため、幹部たちは
あらゆる事に対しお伺いを立て、麻原からの言葉を
自分たちの都合のいいように解釈し、
「尊師の指示だ」という感じで動いていった感じです。
ただ、幹部たちからしてみれば、嘘でもなんでもなくて
「尊師の指示なんだから絶対にやらなければいけない」
みたいな感じで捉えたりしてるんですよね。
大きく歯車が狂ったまま大暴走し、
その終着点が地下鉄サリン事件なんだと思います。

教団を離れた後も、イメージが付きまといます。
「アーチャリー」という名前が独り歩きし
新教団に名前を勝手に使われ、麻原同様に
「アーチャリーが認めてる」みたいな感じで
利用されてしまいます。

本の中で著者は、世間がイメージしてる事で
麻原は教団内で酒池肉林のような感じだったというのが
あるけど、少なくても自分から見て、そのような事は
まったくなかったと語っています。
ただ、最高幹部の一人である石井久子さんとの間に
子供が3人いる事は麻原本人から聞いているそうです。
(四女の証言だと愛人は常時100人以上、子供は正妻以外に
15人ほど、との事)

それと私が本の中で好感をもったところとして
周りの人たちに対して、必ず「さん付け」で
表記しているところです。
死刑判決を受け、麻原彰晃に対し、口汚く罵る
幹部たちに対しても、その行為を受け入れつつ、
幼いころから自分に接してくれた優しいお兄さん、お姉さん
という表現を貫いています。

そうなんですよね。
誰だって、人殺しするために修行してたわけではないんです。
みんな真面目に修行に取り組んでただけなんです。
唯一の最終解脱者である麻原彰晃を心の支えにして
きただけなのに。

それにしても、松本麗華さんは、物凄い経験を
されてますね。
信者でもなんでもなく、産まれた時からそのような
環境に育ってたわけなんだから、本人は何も悪い事を
してるわけでもないし、罪があるわけではないけど
本当に苦労されてきたと思います。
麻原の娘という事で多くの差別を受けてきました。
学校には入学できず、アルバイトもクビになります。
ただ、クビを告げたアルバイト先の上司は、
「あなたには何も非はないのだが、クビにしなければ
なんともならない。本当に申し訳ないが、わかってくれないか?」と
正直に言ってくれた事に対し、感謝をしてます。
何事も、取り繕うのではなく、正直に話す事ですね。

松本麗華さんは、今現在は執筆や講演活動、
カウンセラーなどで活躍されてます。
ご自身の特異な経験を生かして、
差別や偏見には負けず、頑張っていただきたいです。

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