連続優勝の偉大さについて

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物事、とくに音楽というジャンルを
相撲に例えてみると、なかなかわかりやすく
なったりします。
解る人には思わず膝を打つような、
解らない人には「?」が続くと思いますが
お付き合い下さい(笑)

冒頭の画像はベックのファーストアルバムです。
メジャーデビューであるから、いわゆる新入幕という
やつですね。まあ、普通はメジャーデビューは
十両昇進してからでしょうが、この場合は
幕内という事にさせていただきます。

ベックは新入幕と同時に、いきなり優勝して
しまったのです。その衝撃度合いは
ハンパなく、某音楽誌ライターは
「ベックがいれば、ニルヴァーナもソニックユースも
ダイナソーJRもいらない」との名言を残しました。

ただ、そうなるとセカンドアルバムは物凄い
注目が集まります。
ここでコケたら、ただの一発屋で終わってしまいます。
まあ、それでも一度でも優勝するのは凄いのですが。

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セカンドアルバム。
参りました。連続優勝です(笑)
それも全勝優勝。

ところで新入幕力士が優勝して
更に次場所で優勝したら番付はどうなるのでしょうかね?

例えば新入幕(前頭15枚目ぐらい?)で優勝したら
番付はどこになるのかな。前頭筆頭か、いきなり三役で
小結ですかね?
そこで優勝したら、まあ大関でしょう。
たしか大関になる直前三場所で30勝以上だかが
前提条件だったはずですが、連続優勝なら
文句はないでしょう。

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オアシスもそうですね。
正直なところ、当時はザ・ストーン・ローゼズこそ
ザ・スミスの正統な後継者と認めていた私としては
オアシスとかブラーはどうしても小物に思えて
しまって、熱心に聴く事がなかったのですが
このファーストとセカンドは文句なしの
連続優勝です。さらにどちらも全勝ですね。
こういうのは非常に珍しいと思いますね。
オアシスのノエルだかリアムが「ファーストと
セカンドに限ればビートルズを超えた!」との
名言(暴言)を残しました。
もちろんその後に「キャリア全てをとおしてみたら
ビートルズにははるかに及ばない」との
オチがつくのですが(笑)
ただオアシスのファースト、セカンドは今考えても
奇跡のようなものであります。

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それでは新入幕力士ではなく、
番付が上がってきた状態でまずは優勝して大関、
更に次場所で優勝して横綱昇進といった場合は
どうですかね?
もちろんいろいろな作品が挙げられるでしょうが
まず思いつくのは、ヴァン・ヘイレンであります。
超がつくぐらいのテクニックがあるのに
出し惜しみする感じでいて聴きやすくキャッチーな
この作品で、めでたく大関昇進を果たしました。
ここから一気に横綱昇進か、それとも
足踏みか、わずか一場所で大関陥落か・・・

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おめでとうございます!
全勝優勝しました!
それも一度もまわしを取られる事なく
全て張り手で秒殺(笑)
こういう作品は非常に稀なものであり
出会えた事を神に感謝したくなりますね。
ましてやボーカリスト交代という
バンドにとっては一大転機を迎えたうえでの
この偉業であります。
このまま名横綱としての道を進んでいく事でしょう。

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ちなみに新入幕力士ではないけど
番付の下位でくすぶってた新人が
いきなり優勝してしまったケースはこちらです。
それまでローカルバンドであったボン・ジョヴィが
いきなり世界的な人気を獲得しました。
全曲捨て曲なし。全曲赤面してしまうぐらいの
コテコテのポップなハードロックナンバーであります。

当時はみんな聴いてました。
洋楽を聴かない人でも数曲は口ずさめるほど。
ルックスの良さもあるから言う事なしです。
幕内下位力士がいきなり全勝優勝。
それもルックスがよくてアイドル性があるのだから
人気が出ないわけがありません。
協会のほうも世論を意識し、次場所の番付をいきなり
関脇にしました。異例の事ですが、影響度合いからすれば
当然の番付でしょう。

ただ、次場所は相当苦しんだと思います。
この路線を進んだとしても、前作を超えるのは
至難の業。かといって路線変更は大きなリスクを
伴います。よっぽどの事でなければ今までのファンが
去ってしまう事になる。
この状況に近いところでいうと、微妙にジャンルは
異なりますがメタリカが当てはまると思います。
スラッシュメタルバンドとしての地位を確立し
MTVでも流れるようになり一般的な
人気も獲得。このまま今の地位を守り続ける事も
充分可能だったのですが、ここで発表されたのが
真っ黒い通称「ブラック・メタリカ」というアルバムで
あり、速さやというか攻撃性を抑えて、その分重さや
グルーヴ感を重視した重厚な作品でありました。
古くからの多くのスラッシュメタルファンはメタリカの
路線変更に失望し離れていく事になりましたが
その何十倍もの音楽ファンを獲得し、名横綱として
今も土俵にあがり続けているのです。

それではボン・ジョヴィはどうだったのでしょうか?
異例の昇進で関脇までいき、次場所は・・・・?

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やりました!
全勝優勝です!!

実際の大相撲ではないかもしれませんが
大関を飛び越え、見事横綱昇進を
果たしました。
文句なしであり、よくぞここまで頑張ったな、と
素直に褒めてあげたいですね。

ブログ仲間のラルさんは、この作品を
自身の1位にあげてらっしゃいました。
私は前作のインパクトが強すぎて
当時はしっかり聴いていなかったのです。
また、赤面するようなアメリカンロック、
更にアイドル性のあるバンドに対しての
嫌悪感もあり、私の嗜好は違う分野に
進んでおりました。
ただ、今更ながら再聴してみたところ
捨て曲なしは当たり前でいて全曲シングルカット
できるぐらいの完成度の高さ、
何よりもカッコいいのですよ。
カッコよさというのはロックバンドにおいての
重要な要素なんです。

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ところで、この人たちって
一体何やってるんですかね?
ファーストアルバムでいきなり全勝優勝!
その後、長い長い休場を挟んでから
出た作品が「?」であり、そこから混迷を
極めて最後は引退となりました。
ただ、そこから長い年月がたち
再び土俵に!
それだけでも感動なんですが、堂々とした
取り組み(ライブとシングル2曲)を見せてくれるもんだから
ファンとしてはたまらないのです。
おまけにシングル2曲は、「?」であったセカンドアルバムが
決して無駄ではなかった事が充分に感じられる
ような重厚な内容であり、ここで本場所で
再度優勝してもらいたいのですが、
ここにきて休場というか、そもそも休場の告知すらなく
気が向いたら土俵にあがる(地方巡業)ような
感じなのです(笑)

やはり連続優勝って難しいものいなのですよ。
とりあえず、ザ・ストーン・ローゼズに関していえば
土俵にあがり続けてくれるだけで
良しとしておきますか(笑)

★後日談として、ローゼズの武道館リベンジ公演が
  決定!クリエイティブマンの会員先行予約で
  チケットも本日確保いたしました!
  間違いなくサードアルバムも出るはずです!
  おそらく・・・・(笑)

この記事へのコメント

2016年11月28日 23:56
海さん、こんにちは。

相撲とアルバムを比較するとは、素晴らしい視点です(笑)

少ないお小遣いでやり繰りしていた80年代、大ヒットしたアルバムの次のアルバムを買って失敗したことも結構ありました。前のアルバムのおかげで売れるんだけど、内容的には悪くないけど、前作ほどじゃない。優勝した翌場所は11勝4敗だったという感じでしょうかね。

確かに連続優勝というのはよほど力がないと難しいです。だからこそ、連続優勝すると、ビッグネームとしての地位を維持することになるんでしょう。

ローゼズは詳しくないのでよくわかりませんが、最初のインパクトが強すぎたという意味では、ガンズに通じるものを感じますね(笑)
2016年11月29日 21:57
ラルさん、どうもです。
ガンズとストーン・ローゼズって
よく考えれば似てますよね。
オリジナルメンバーで再結成して
ツアーするとかも含めて(笑)
ちなみにガンズの日本公演ですが
高額なチケット代とか、プレミアムな
特典つけたりとか、なんかおかしな事に
なってますね。
困ったものであります(笑)

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