「私の夫は ある日突然 殺された」という本の紹介です

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本といっても電子書籍での購入です。

作者は漫画家の森園みるく先生。
森園先生はとても有名な方でして
彼女の描く女性は、とにかく冷淡で
とても美しいですね。
私は単行本自体は1冊も持ってませんが、
昔、スピリッツで連載してた先生の作品は
楽しんで読んでました。

実際のところ、私が森園先生ををよく
知るようになったのは、やはり旦那さんである
村崎百郎さんの存在が大きいです。

村崎さんは、本業は雑誌の編集者であり、
森園先生の公私にわたるパートナーでした。
漫画の原作なども書いております。
まあ、世間一般の認識では、村崎さんといえば
やはり「鬼畜系」の代表挌であり、
ライフワークであるゴミ漁りや、サブカル界に残した
数多くの鬼畜な文章が有名です。
私は村崎さんの本は共著含めて数冊持ってまして、
あまり人様に見せれる内容のものでは
ないのですが(笑)

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タイトルどおり、村崎さんは本当に
殺されてしまったのです。
犯人は精神異常者であり、
自宅に押し入り、殺したあと自分で
警察に通報して逮捕されています。
精神障害があるという事で不起訴処分に
なってしまいました。

村崎さんが亡くなった時は本当に驚きました。
正直なところ「ネタ」かと思ったし、
ひょっとしたら他殺に見せかけた自殺か?
なんて思ったりもしました。
「あんな鬼畜な行動ばかりしてたんだから
罰があたったんだ」なんて声も一部では
あがっておりました。

この本(漫画)は、妻である森園先生が
あの日、あの時に、どのようなかたちで
夫である村崎さんが殺されたのか、
また殺された後の日の事が描かれております。
かなり精神的に応える内容とはいえ、
おそらく森園先生自身も辛い体験なんだけど
あえて辛くならないよう、冷静的に、それでいて
ちょっとほのぼのとした感じで楽に読めるよう、
普段の森園タッチではなく、コミカルな感じで
描いてくれてるところが助かります。

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それにしても、今思い返せば不思議な事
ばかりのようです。
実際に、「俺はいずれ精神異常者に殺されるんだ」と
事件前から発言してたり、事件当日も
普段は必ず二人で外食に行くのに、
その日に限って原稿書きに集中してるから
あえて森園先生一人だけで外食に出てたり。
また、その外食先のレストランで、なぜか店員さんたちが
森園先生の顔を見たら、みんな驚いた表情を
したり(何かが見えたのか?)。

実際、事件は森園先生が外食に出かけ、
家で原稿書きに集中してる村崎さんの邪魔に
ならないよう、時間をつぶしてる間に行われた
犯行でして、森園先生いわく、「夫が私を
逃がしてくれたのかも」との事です。

事件前に森園先生の妹の娘が
留学する事になってたそうですが、
村崎さんは「留学するのいつだっけ?」と
何度も何度も聞いていたそうです。
直近で妹の娘(いわゆる姪)は留学したのですが
その後に事件がおき、その後に妹は
森園先生のお世話をするわけですが
娘が留学して手がかからなくなったからこそ
姉の世話ができるわけでして、
だからこそさかんに村崎さんが留学する日を
気にしていたのでは?なんて。
不思議な事がたくさんあるのですね。

なんか偶然といえば偶然なんだけど、
こんな事がいくつもあるわけです。
よくテレビドラマのサスペンスとかで
偶然に偶然が重なって事件が起きたとか
ありますが、実際は偶然は重なるとしたら
1つだけでして、2つも3つも重なる場合は
それは偶然ではなく必然というか
何かしらの力(引き寄せ?)が
働いているのかもしれませんね。

この漫画(電子書籍ですが)はとても
面白かったです。
以前から読みたかったのですが
単行本が出るまで待とう、なんて思ってたのですが
いつになっても出る気配がなく、ひょっとしたら
電子書籍だけか?なんて思いまして
全3巻まとめてダウンロードしました。

あらためて村崎さんのご冥福を
お祈りいたします。

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