「佐武と市捕物控」コンプリートしました

GO331468.JPG

石ノ森章太郎先生の
「佐武と市捕物控」ですが、
傑作選といったかたちで、ちくま文庫から
刊行が始まりました。

GO331469.JPG

江戸暮らしの巻
杖と十手の巻
愛憎の綾の巻

それぞれテーマにそって
選ばれた作品が収められております。

とても面白いし、斬新なコマ割りや
表現方法など、思わずため息が出るような
作品なのですが、少し私の好みとは違うな、
というのが正直な感想です。
なんて表現していいのでしょうか?
こんな事を言ったら申し訳ないのですが、
例えていうなら、超大金持ちのミュージシャンが唄う
四畳半フォークといったところでしょうか?

なんかグッとくるところがないんですよね。
超大物漫画家が、「俺なら時代劇だって
簡単に描けるんだぜ!」なんて(笑)
それよりも、「俺にはこれしか描けないんだ・・・」
なんて感じの方たちの時代物のほうに
私は惹かれますね。

まあ、そうはいっても面白く何度も読み返せる作品だから
とりあえずコンプリートして良かったです(笑)

この記事へのコメント

2019年08月20日 22:04
この作品は未読なんですが、表紙を見ただけでも石森先生の絵のうまさがわかりますね。
(どうしても、「石ノ森」にはなじめない)
特に3巻の刀を抜いた立ち姿は、躍動感があるのに「静」を感じさせます。手塚先生がよく使った極端なデフォルメを用いたポージング(それでいて、まるで不自然さがない)のとは好対照というのかな。まさに生きた人間、その写し絵。
まあ比較しちゃいけないんですけど、某先生(海さんが各年代をそろえたけど一部処分したシリーズの作者)の絵は、もちろんうまいのですが、どこか「デッサンしました」「描きました」感が。

2019年08月21日 21:36
出ちゃっ太さん、どうもです。
例の某先生も、若いころの、まだ
画が粗削りでメチャクチャな画面構成
だったりしてる頃でも、それなりの情熱を
感じました。
画に魂が込められてるんですよね。
最近は、すっかり画がうまくなり
スッキリした画面構成で、
魂の欠片も感じられなくなってしまいました(笑)