肩透かしの「マンガ 日本経済入門」です

GO331394.JPG

御存知、天才・石ノ森章太郎先生の
作品です。
以前から読もうと思ってましたが
なかなか見つかりませんでした。
まあ、そこまで真剣に探してた
わけではなかったのですが(笑)

もともと少年少女を対象とした
数多くの傑作漫画を送り出してきた
石ノ森先生が、大人を対象とした
新境地を開いた作品が、この
「マンガ 日本経済入門」です。

「無いよな~」なんて探してましたが
なんて事はありません。
マンガコーナーではなく、普通に
ビジネス本コーナーの経済の棚に
108円で投げ売りされてました(笑)

内容としては、商社で活躍する主人公、
その同期でありライバル、主人公を
慕う女子社員、後輩、そして上司といった
キャラクターを中心として、
貿易摩擦、円高対策、産業構造、財政赤字、
金融革命といったテーマのなか、
物語が進んでいきます。
学習漫画の大人版というよりも、
普通に商社を舞台としたマンガで、そこに
様々な経済関連の問題を織り込んだ感じですね。

当時、この「マンガ 日本経済入門」は相当話題になり
ベストセラーになりましたが、今読むと
「なんだかな~」という感じです(笑)
話の中の少ないページの中に大量の情報を
詰め込んだ感じで、更に画も少し乱れ気味というか
結構乱暴な画が多いです。
石ノ森先生の美しく流れるようなペンさばきを
堪能する事ができません。
数多くの連載を抱えて忙しかったと思うのですが
先生自身も、漫画と劇画の中間のような
ペンタッチを色々と模索していたのでは
ないでしょうか?

後期の代表作である、「ホテル」とかだと
漫画風タッチだけど大人の鑑賞に堪えうる
充実した物語が組み合わさって、傑作とよべる
内容だと思いますが。

それと、「マンガ 日本経済入門」の中には
解説ページのような感じのコマがよく出てきますが、
それはやってはいけない方法ですね。
これが島耕作とかだと、物語の中で
さりげなく「ちょっとわかりづらいから
ホワイトボードに書き出してみるよ」なんて
感じで会議風景がそのまま解説ページに
なったりしますからね(笑)

まあ、期待してたわりには少し残念な
内容でしたが、それなりに楽しめたので
それはそれで満足いたしました(笑)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2019年09月11日 23:05
発売当時はマンガで日本経済に切り込んだ!という触れ込みだったような気もしますが…。
まあ企画モノは難しいのでしょう。
本当は石森先生も気が乗らなかったとか。
2019年09月12日 01:02
出ちゃっ太さん、どうもです。
しかし、ビジネス系漫画の先駆けのような
作品ですので、振り返ればそれなりに
意義があるものかもしれませんね。
内容はともかく、売れた事は間違いないですし。
ただ、石ノ森先生の代表作のタイトルの中に
この本が入ってると、やはり違和感が(笑)