辛いのがわかってたけど、やっぱり辛かった

画像


1992年に24歳の若さで
投身自殺をした、漫画家の
山田花子さん。(間違える事はないと
思うけど芸人さんと同姓同名)

自殺直前まで綴った日記は
彼女の死後にベストセラーに
なりました。
もともとは、彼女のお父様が市場に
流通させる目的ではなく、親しかった知人たちに
読んでもらおうと編集したのが、
「山田花子日記」です。
それを編集したのが、ベストセラーになった
「自殺直前日記」でして、
今回紹介する、「自殺直前日記 改」は、
オリジナルである山田花子日記をベースに
復刻してるので、読みやすく編集した
ダイジェスト版ではなく、よりオリジナルに
近いものになります。

「自殺直前日記」自体は以前に読んだ事があり、
「あ~、辛いな~」なんて記憶がありましたが、
この本もやはり辛い。
自殺なんて絶対にダメなんだけど、
ここまでくると、「仕方ないのかな?」なんて
思えてしまう自分がいて、心底イヤに
なってしまいます。

自殺する人は、そこまで追い詰められてしまった
わけなので、簡単に「自殺はダメ!」で
くくるのもよくはありません。
よっぽどの事があったわけなので、自殺という
選択をしてしまった人を単純に否定しては
いけません。
ただ、イジメなどで自殺する子供に対しては
本当に残念でなりません。

なんで周りが気づいて助けてあげられなかったのか?
学校で級友からイジメられるなら、学校なんて
行かなければいいのですよ。
とことん逃げればいいのです。自殺ではなく。
無理に学校行かそうとしたりしてはダメです。
大人だってみんな転職してるんだから。
子供がずっと学校に通わなければいけない事など
ないのです。
ただ、親思いの子供に限って追い詰められて
しまうところがあるそうなんですよね。
イジメられてるというのを親が知ると悲しむから
言えなくて苦しむ子が。本当に可哀想です。

それでは山田花子さんの場合は?
もちろん過去のイジメなどのトラウマも
頻繁に出てくるけど、難しいですね。
ここまで自分の思い描いている理想と
現実のギャップ、そしてその葛藤などが加わると
どうしていいか検討もつきません。

もともとガロなどを中心としたマニア層を
対象としてたのに、彼女の漫画の面白さに
注目した大手出版社によって一般層を対象とした
漫画雑誌に複数連載するようになり、
その事が彼女を相当追い詰めた事は
間違いありません。

また、彼女自身が面白いというか
いわゆる「不思議ちゃん」であり、
けっこう可愛らしかったりするから
漫画だけでなく、彼女のキャラクター自身も
売り出そうとしたわけなんですよね。
本人が望んでるならいいのだけど
苦痛以外の何物でもなかったわけだから
相当辛かったと思います。

大手雑誌社で連載してれば金銭的な余裕も
うまれるけど、そのかわり描きたくもない漫画を
描く事になる。苦手な編集者たちとも
対応しなければいけない。
それでは自分の理想とするガロ系に絞れば、
描きたいものは描けるけど収入は安定しない。
だからアルバイトしなければいけないけど、
喫茶店の仕事が覚えられず、まわりからも
イジメられてると思ってしまう。

なんとかして彼女の抱えてる不安を
取り除いてあげたいのだけど
やっぱり難しかったのでしょうね。
こんな事を言ったら酷いのですが、
この自殺という結末によって、苦しみから
解放されたのだから、よかったのでは?
なんて思えてしまいます。
それは御家族にとっても。

膨大な自己分析を中心とした日記、
そして家族や友人からの追悼文など
相当なボリュームですが、読み始めたら
とまりません。ただ、相当精神的には
ハードですので手を出すなら心して
ぶつかる事をお勧めします。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック