前払式割賦販売

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聞きなれない言葉ですが、
ミシンなどの販売にかって
使われていた商取引であります。
ようはローンで購入するようなものですな。

私の母親の若い頃はそれこそ学校を卒業する
あたりの、いわゆる年頃のお嬢さんたちの家に
ミシン屋さんが訪問販売に来て、
前払式割賦販売の契約を結んでいったそうです。
私の母親もミシン購入の契約を結び、
就職してからは毎月のお給料から
代金を支払っていって、
支払いが終わる頃にちょうど結婚して
そのまま嫁入り道具としてミシンを
持って行ったそうです。

今は家にミシンがある家庭は少なくなったのでは
ないでしょうか?
実際に我が家にはミシンがなく、カミさんは娘の
幼稚園で使う袋物関連を作るため、妹の家に
行ってミシンを借りて縫ってました。
ただ、当時はミシンで縫い物をするのが
当たり前のような時代だったのですよね。

母親から詳しく聞いたわけではないですが、
私が非常に面白いと感じるのは
その購入に至るシステムであります。
1970年のミシン(電動式)の価格を調べたら
だいたい5万ぐらいでして、当時の大卒初任給が
約4万といったところ。
単純に今は6倍と考えると、ミシンは30万ぐらいで
なかなか高価なものだという事がわかります。

新入社員が毎月もらうお給料から、無理なく支払える
ローンの返済金額ってどれくらいですかね?
私の感覚だと1~2万といったところでしょうか?
お給料の10分の1を返済にまわすとすると、
30万のミシンを毎月1万5000円ずつ返済して
約2年で完済といったところです。

お年頃のお嬢さんが、毎月の給料から無理なく
返済して2~3年ぐらいでミシンが手に入り、
ちょうどその頃に結婚し、ミシンを嫁入り道具として
持って行く。素晴らしいシステムです。
私の母親には姉も妹もいますが、みんなミシンの
契約をしてて、みんなミシンを嫁入り道具に
持って行ったそうです。

また、私は仮説として2~3年で支払う金額を
設定しましたが、もっと長く4~5年ぐらいに
設定して、ゆっくり返済した人もいるだろうし、
早くミシンを使いたいから返済金額を高めにして
1年ぐらいで手に入れた人もいるかもしれません。
そのあたりの契約に関する部分も面白いですね。

ちなみに画像は近所のミシン屋さんでして
女子のちょっとした洋裁ブームに乗り、
なかなか繁盛してるようです。
巷には「ミシンカフェ」なんかあるようですね。
そんな話を母親にしてたら前払式割賦販売の
昔話になりまして、記事にいたしました(笑)

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