藤子・F・不二雄の「異色短編集」です

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近所のブックオフを常に定点観測
してきた甲斐がありました。
値下げして108円になったので
めでたくお買い上げです。

日本国内だけでなく、世界中で愛されてる、
「ドラえもん」を中心に、ヒット作ばかりで、
まさに児童漫画のキングといっても
いいぐらいのF先生。
A先生との完全なる合作は
オバQだけで、それ以降はそれぞれが
単独で描いておりました。
ちなみにオバQも、トキワ荘メンバーで
スタジオ作った頃は、オバQはF先生、
正ちゃんはA先生、主要キャラは石森先生、
その他のキャラや背景は赤塚先生や
つのだ先生が手分けして描いてた、
なんて言われてます。
それはそれでスゴイ話ですが(笑)

ちなみに私は、どちらかというとA先生の
ほうが好きです。
ドラえもん、パーマン、キテレツ大百科、
エスパー魔美など、正統派のF先生に対し、
怪物くんやハットリくんはまだしも、プロゴルファー猿、
笑うセールスマンなどの黒さ、そして
傑作「まんが道」の美しさなど
心に響くのは、私は断然A先生です。

F先生はキレイすぎるというか
上品すぎるんですよね。
無駄のないシンプルな絵柄も含め、
なんか冷めた雰囲気があります。
性格的にも、社交的なA先生に比べ
気難しく見えるのはF先生のほうです。

そんなF先生が珍しく子供ではなく
大人向けに描いた短編を集めたものが
今回紹介する本なんですよね。
掲載誌もビックコミックとかなんですよ。

もともとSF大好きなF先生ですが
そのSFも「少し変」みたいに自己流に解釈して
作られた極上の短編集です。
シンプルでキレイな絵柄はそのままですが
それがかえっていい雰囲気を出してます。
冷めてて乾いた空気感がマッチしてますね。

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ちなみにセルフ・パロディ作品である、
「劇画 オバQ」もあります。
題材的には、ありふれたものなんだけど
これは泣ける!
不覚にも目頭が熱くなってしまいましたよ(笑)

ところで私が購入(108円)した短編集は、
1と3なんですが、あと2と4が出ております。
これだけ面白いのなら、無理に108円で
探さなくてもいいや、なんて思ってます(笑)

この記事へのコメント

2018年11月19日 20:08
子ども向け漫画の絵柄でブラックな話を展開するのが魅力なシリーズですよね。
カメラのヨドバ氏、のダジャレは昔はわからなかったけど、道産子なもんで。
劇画・オバQはラストシーン、黙って去っていくQ太郎が物悲しい。
さらに言えば、オバケの国に帰ればよいQ太郎はまだしも、生きにくそうなハカセくんが気の毒です。
あんなに大気炎をあげたのに、みんな冷たいよな…なんてぼやいていたりして。

ちなみに「少し変」ではなく、「少し不思議」ですよね?
(^_^; イラヌツッコミ

2018年11月19日 21:48
出ちゃっ太さん、どうもです。
御存知でしたか!
ご指摘どおり、少し不思議だと
SFだけど変ならSHになって
しまいますな(笑)
それとハカセの件、私も同意見です。
思想が極端になってました。
それにしてもエンディングは泣けますね。
これだけで映画が作れそうです(笑)

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