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zoom RSS 「サージェント・ペパーズ」の海cafe2流の聴き方

<<   作成日時 : 2016/01/18 21:38   >>

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ビートルズというよりも現存するあらゆる
ロックのアルバムの中でも最高の評価が
されているのが、この作品であります。
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
以下、長いのでSGTと略します。

多くのロック名盤ガイドブックでも大概は
第1位の作品であり、1位でなくても
ベスト10には必ず入ってます。
逆に入ってないガイドブックを探すほうが
難しいかもしれません。

私自身、ビートルズのアルバムで一番好きなのは
「ラバー・ソウル」であります。
バンドとしての体裁を保ってますからね。
その後は当時の技術ではライブで演奏できない
曲が多くなり、ライブ活動を中止しレコード製作に
集中していきます。

だからビートルズが世界最高バンドではないかも
しれません。レコードは世界最高でも
ライブ活動はしなくなってしまったので。
レコードもライブも両方高次元でこなすバンドは
ビートルズ解散後20年あまり経過したのちに
U2が実現してくれました。
ビートルズでさえ踏み込めなかった領域に
U2は辿り着いたのであります。

横道逸れました(笑)
裏ベストは「マジカル・ミステリー・ツアー」ですね。
まあ、どれも好きなんで順位つけるのも
難しいのですが。
そんな中でSGTは当然ながら大好きな
アルバムなんですが、思い出深い
作品でもあるのです。

高校入学お祝いにCDプレーヤーつきのミニコンポ、
それも結構高級機を買ってもらった私は
早速CDを買おうと思いました。
正直なところ、初めて買ったCDは、
ビートルズではなくサザンオールスターズ
だったように記憶してます。
ちなみにLPレコードを初めて買ったのは
チェッカーズでした。

それまでエアチェックしたカセットテープしか
ビートルズ作品を持っていなかった私は
当然ながらビートルズのCDも手に入れようと
いろいろ検討を重ねたのです。
ちょうどビートルズ作品が続々とCD化され始めた
時期だったように記憶しています。

普通に考えれば、ファーストアルバムの
「プリーズ・プリーズ・ミー」から順番に買っていくのが
順当ですが、エアチェックしたビートルズ特集の
カセットテープは「リボルバー」ぐらいまでの
シングルやアルバムをほぼほぼ網羅していたので
やはり自分が聴いた事のないビートルズ、
それも最高傑作と名高いSGTをビートルズの最初の
CD購入記念にしようと思ったのです。

初めて聴いたSGTは、正直なところ「????」でした(笑)
ただ、「これがロック史上最高傑作なんだ!」という
妙な先入観があったので、無理やり「凄い!」なんて
聴いてました(笑)
実際、当時の私(15、6歳)に複雑な録音技術とか
加工処理とか歌詞のメッセージとかまったく理解できず、
まあ、今も理解はできていないのですが(笑)
ただ、アルバム全体に流れる「空気感」というものは
間違いなく違ってまして、他のビートルズの作品と
比べてもSGTは飛びぬけて密度が濃く感じます。
この「空気感」というか、その頃の時代の匂いを
そのまま詰め込んだ作品というのは
やっぱり別格でして、SGTが最高傑作といわれる理由も
なんとなくわかる気がしますね。

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前置きが長くなりましたが、
本題の「海cafe2流のSGTの聴き方」であります。
特別な聴き方ではありません。
通常のレビューであります(笑)

★開演前

 有名な話ですが、ガヤガヤした会場のざわめきの中で
 遠くで「ポールのアホ!!」と聴こえます(笑)
 これは当時高校生の私でも、そう聴こえて
 友達と話してました。「ポールのアホ!!」は
 検索するとたくさん出てきますから、同じように
 聴こえる人がたくさんいるのですな(笑)

@サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

 幕開けに相応しいロックナンバー。
 ビートルズのアルバム1曲目は、ほとんどが
 ストレートなロックであります。
 途中でショウを観ている観客が、「ドッと」沸くところが
 好きですね。一緒に笑うようにしてます(笑)

Aウィズ・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ

 リンゴ扮する「ビリー・シアーズ」が1曲目のラストで
 紹介されて、そのまま繋がって2曲目になります。
 リンゴの唄う曲はどれも好きですね。
 どのアルバムでもリンゴの唄の時は、ホッとします。
 やはり人柄の良さが声に滲み出てますね。
 それと天性の華やかさもある。映画出演がリンゴが
 一番多いのも分かる気がします。

Bルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ

 A面の重要曲が出ました。
 初めて聴いた時は、変な曲だな、なんて思いつつ
 やはりビートルズは違うな、なんて思った曲です。
 転調というか様々な曲が一つになったような
 不思議な作品です。

Cゲッティング・ベター

 ストレートなロックナンバーです。
 コーラスがはっきり聴こえて、昔はとくに印象が
 なかったんだけど、繰り返し聴くと結構はまります。

Dフィッシング・ア・ホール
 
 ゆらめくような空気感が見事に出てますね。
 聴いてるうちになんか不安になってくるというか(笑)
 ゆらゆらと浮遊するような気分を存分に味わえます。

Eシーズ・リーヴィング・ホーム

 美しくも哀しい曲ですね。
 娘が家を出て行ってしまうのを嘆き悲しむ
 両親の気持ちを唄った曲です(おそらく)
 私が凄いと思うのは、両親に成りきって
 唄ってるのではなく、娘が出て行ってしまう舞台を
 観客が観ていて、そのBGMというか舞台の側で
 演奏しているような感じですね。
 哀しくも結構冷めた感じで第三者目線です。
 情景がはっきりと目に浮かんでくるので凄いです。

Fビーイング・フォー・ザ・ベネット
 オブ・ミスター・カイト


 SGTは架空のバンドがショウをしている、みたいな
 コンセプトのようですが、前曲同様に光景が目に浮かぶのが
 この曲です。サーカスのキラメキ感と、少し摩訶不思議というか
 ちょっと怖いもの観たさのような感覚を見事に
 表現しています。とくにラスト部分は凄い。

Gウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー

 ここからレコードはB面に入ります。
 SGTで唯一のジョージ曲です。
 最初はまったくわからなかったですね(笑)
 初期のビートルズしか知らない人には同じ
 バンドの曲だとは理解できないと思います。
 当時の私は、1曲ぐらい意味不明な曲を
 入れるところが凄い、ぐらいの認識でしたが
 聴きこむ事によって、この曲の存在が
 その時代性というか空気感を表現するのには
 欠かせないものであると思ってます。

Hホエン・アイム・シックスティ・フォー

 箸休め的な可愛らしい曲です。
 とくに幼少期にポンキッキを観ていた人にとっては
 イントロは馴染み深いですね。
 そう考えると、当時のポンキッキってビートルズ曲を
 使いまくってまして、幼児を完全に洗脳しようと
 してますね(笑)

Iラブリー・リタ

 普通のロックナンバーなんですが、当時の私が
 驚いたのは、歌詞などの意味の部分でして
 ポールが駐車違反で切符切られた時に応対した
 婦人警官のリタさんに対しての皮肉みたいな曲の
 ようですが、「そんなくだらない事で曲が出来て
 しまうなんて!」と思ったのです(笑)
 やっぱりビートルズってスゲーよな、なんて(笑)

Jグット・モーニング・グッド・モーニング

 動物の鳴き声とかいろいろ入ってて賑やかな曲。
 とくに炸裂するギターソロのカッコ良さは絶品です。

Kサージェント・ペパーズ・ロンリー
  ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)


 楽しいショウもいよいよ終わりに近づいてきました。
 オープニング曲の再演。テンポが早く、歌詞も違います。
 最近、CMで使われているのを観て、今更ながら
 カッコいいな〜、なんて思いましたね。
 エンディングあたりのタイトル連呼部分は最高の締めくくりです。

Kア・デイ・イン・ザ・ライフ

 前曲でSGTのショウは終わるんだけど、この曲は
 終わった後のアンコール曲としての位置づけです。
 ショウの演目からははみ出してるけど、最重要曲でもあります。
 ビートルズの好きな曲ランキングでも多くの方が
 1位に選んでますね。
 曲構成は複雑怪奇(笑)
 歌詞の題材、メッセージなど様々な解釈ができるので
 何回聴いても新鮮というか違ったように聴こえます。
 SGTのバンドのショウが終わりつつ、スポットライトが
 少しずつ消されていく中で、一つだけ残ったライトの
 下でアンコールの弾き語りが始まる感じは
 はっきりと脳内で映像が再現できます。
 ジョンとポールは連名で曲を書いてるけど
 大概は各々が主導して作られた曲が多い中で
 この曲は完全な「合作」のようです。
 全体的なジョンの曲の中にポールの曲を組み込んで
 1曲に仕立て上げてまして、壮大なエンディングまでの
 流れは完璧といってもいいです。
 藤子不二雄(A・F)先生の完全なる合作は「オバQ」だけみたい
 ですから、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は藤子作品で
 いうところの「オバQ」であります(笑)

★閉演後

 アルバムが終わると、ビートルズ流の遊びというか
 犬にしか聴こえない音だったり、意味不明な言葉が
 延々と聴こえる仕掛けがされているのですが、
 「長沢さ〜ん」という言葉が繰り返し聴こえます(笑)
 私は当時、神奈川県横須賀市の「長沢」という
 場所に住んでいたので、初めて聴いた時は本当に
 驚きました(笑)
 
以上、長々とSGT1枚を紹介いたしました。
1枚の作品をじっくり聴きこむ機会は今はなかなか
ないですし、そもそもじっくり聴きたくなるような作品が
少ない今日この頃ですが、思い入れを込めて聴くという
スタイルは続けていきたいですね。

ちなみにSGTは多くの方が、それぞれの視点で数多くの
レビューをされてますので、私のような低レベルな
レビューよりも、充分参考になると思います(笑)
もし未聴な方がいましたら、これを機会に人類の残した
偉大な芸術作品に是非触れてみて下さい。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
海さん、こんにちは。

私も学生時代、SGTは聴いてみたのですが、ピンと来なかったのが正直なところです。それ以来、曲単位で聴くことはあっても、アルバムとしてきちんと向き合ったことはないまま来てしまいました。

そもそも最近は通勤時間が短いので、あまり音楽を聴きこむことがなくなってしまいましたね。家族でクルマで出かける時も、娘のチョイスになってしまいますし(最近は「嵐」のベスト)。

ですが、この魂のこもった記事を読ませていただいて、改めて聴いてみようと思いました。

それにしても、ポンキッキ。後になって思うと、本当にビートルズばかりでしたね。初めて“ALL TOGETHER NOW”を聴いた時には、頭の中に「ぼんぼぼん、ほうき星〜♪」という歌詞が流れ、これもビートルズだったのか?と驚いたものです(笑)

ラル
URL
2016/01/21 07:13
実に詳細な解説ですね。ポールのアホ!も初耳です。(^_^;
ラジオでこのアルバムからの数曲聴いて「へえー」と思った記憶があります。
ビートルズとは知らなかったけど、ビートルズかな?と感じていました。
兄や下宿の先輩の影響でHELPとかLET IT BEはよく耳にしていたので、ボーカルやコーラスの雰囲気で分かったのかもしれません。
架空のバンドによるショウ、というコンセプトアルバムですが、LP時代の作品だったのも成功のカギでしょうね。
長さがちょうどよいですよね。これがCDで一時間以上となると、作るほうも大変だけど、聴くほうも疲れます。
ビートルズとは、4人の才能だけでなく、楽器や録音技術のバランスのよさによっても成り立っていたのかも。
おなら出ちゃっ太
2016/01/21 18:37
ラルさん、どうもです。
そうですね。想像以上にビートルズの
楽曲を使ってましたね。
私の場合は、「ベイビー・イッツ・ユー」
ですね。どんなコーナーで使われていたのかは
さっぱり覚えてませんが
「シャラララララ〜」というコーラスは
はっきりと記憶してます(笑)

2016/01/21 21:16
出ちゃっ太さん、どうもです。
そうなんです!
聴くのにちょうどいい時間なんですよね!
短くもなく長くもなく
まさに絶妙な時間配分なんです。
また、素晴らしいのは様々な録音技術
含めて、とにかく新しいアイデアを
出しまくってるんですよね。
今では古臭い音かもしれませんが
当時では奇跡だと思います(笑)

2016/01/21 21:20

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